森のヴァイオリン

2021年10月17日(日)に、四万十緑林公園にて開催された「森のヴァイオリン」に参加&出演してきました。

「森のヴァイオリン」はこれまでも四万十緑林公園で開かれてきた「森のピアノ」のヴァイオリンバージョンで、公園に楽器が常設され、誰でも自由に弾いていいですよ~♪というもの。外国の空港なんかによくありますよね。
今回の「森のヴァイオリン」はなんと!子どもサイズの分数ヴァイオリンから大人用まで計8本ほど用意されているという!!でも確かに子どもが弾くには大人用じゃ弾きにくいので、せっかくなら自分に合った大きさの楽器に触れてもらいたいですよね。

こんなに楽器が常設できるのも、ここ四万十町に「高橋ヴァイオリン工房」という場所があり、職人さんがおられるからこそのこと。高橋さんには私も楽器のメンテナンス等でいつもお世話になっています。

「森のヴァイオリン」は初の試みで、ヴァイオリンはピアノのように押せばポーンと音が鳴るというものではないので、今回弾いてみたい人たちに持ち方や簡単な弾き方をレクチャーして欲しいとの依頼を受け、またその合間にミニコンサートも出来れば、とのことで、ピアノに姉・嶋﨑宏美を呼び姉妹共演してきました。

10時~16時までと長い時間なので、空いた時間で練習しようっと、散歩もしようっと、なんて思っていたけどそんなヒマ全くなかった!!笑
この日は日曜日、天気も良く公園には多くの親子連れ、それに加えて「森のピアノ」も同時開催していたので、次から次へと「なに?なにかやってるの?」「弾いていいの?」とたくさんの人が気軽にやってきてくれた。

弾く人それぞれ音がちがうのはもちろんのこと、ちょっと弾いてありがとうと去って行く人もいれば、一点を見つめてずーーーっと同じ音を弾く子ども(笑)、思い切り弓を跳ねさせて豪快に弾く人もいれば、逆にちっさーーーーい音で弾く人、と弾き方も様々でおもしろい。
その中でも長いあいだ弾いて、「キラキラ星」をなんとか最後まで弾けるようになった人が3~4人いた。少しずつ弾けるようになって、弾けたらまた次を教えて・・・と、もうこの方たちは私の生徒のような、友達のような愛着が♡また会いたいな~。習いにおいで~♫

「キラキラ星」を弾けるようになった一人に、地元で兄弟でピアノを習っているという男の子たちがいて、弟くんはいま丁度「Fly me to the moon」を弾いているというので、セッションしました!!

↓お兄ちゃんの方はそれこそ「キラキラ星(jazzアレンジber.)」が弾けるというのでそれでセッション!

他にも「森のピアノ」を弾きに来た方と「ひまわり」を演奏したり。

それぞれの調弦はもちろんのこと、コロナ対策もあって顎当て部分と持ち手の部分は一回一回消毒をするという作業もまた大変でした。(※職人の高橋さん監修のもと消毒作業をしていましたので、通常ヴァイオリンに消毒は安易にしないで下さいね!!)

夢中でやってたらあっという間にお昼も過ぎて。工房の高橋さんと四万十会館の弘光さんと3人でレクチャーしていたのだけれど、3人ともお昼を食べるヒマもなく。気が付いたら姉も到着してミニコンサートの時間が迫っていた!(このあと合間をみてお昼はきちんと頂きました♪)

新聞の効果もあって?!、ミニコンサートにはたくさんの方々がきてくれました!
本当にお天気にも恵まれて、気持ち良かったです!
聴きに来てくださった方々、ありがとうごさいました。

生音だったけれど、意外と遠くまで聴こえていたようでよかった。
大自然に響けーという気持ちで。
6曲ほど演奏。

いつも最強の助っ人の姉。
ピアニストだけど普通にヴァイオリンの弾き方も教えていました(笑)

ミニコンサートのあとはこれまで以上に弾いてみたい人が殺到して、ついに楽器が足りない、順番待ちの事態に!弾けなかった人、ごめんなさい!
大変だったけれど、子どもたちとセッションできたりと終わってみれば盛りだくさんで楽しかったし、何より公園が気持ちいい!!
「森のヴァイオリン」は来週10/24・11/7も開催していますので、興味のある方は是非遊びに行ってみてください♪

このあと更に、高橋さんの新作楽器の試奏撮影もしてきました。その演奏動画はまた後日SNSでお知らせしますので、お楽しみに!

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