おんてい

ヴァイオリンを奏でるのに必要不可欠なものの一つ、「音程をとる」という作業がある。ご存じの通り、ヴァイオリンには音程を示す印がないので、よく「どこがド?」と聞かれます。

とある生徒と私の手。大きさも指の長さもほとんど変わらないのに、小指を思い切り伸ばして押さえる音があったとき、私には届いて生徒には届かないことがあったりする。筋の柔らかさの違いは多少あったとしても、それらはちょっとした手首の角度、左肘の位置などで解決したりするもの。背筋をちょっと伸ばしてみるだけでも変わったりする。そういうちょっとした違いをくり返してくり返して「この音のときはこう!」って身体が自然と覚えて音がとれるようになっていくんでしょう。

ギターなんて、フレットできちんと音の場所も示してくれてて、それを見てTAB譜通りコードを押さえているのに、いざジャーンって鳴らしたら、ちゃんとした音が出ない・・・なんてことあるあるです。それといっしょで、ギタリストはコードに対しての様々な角度を手が覚えている。ピアニストだって、何オクターブも離れた音に突然ポーンってとんでも弾けるのは、音に対しての距離感を身体が覚えている。だから、目で見て音の位置が分かろうが分かるまいが、楽器を奏でることにはあまり関係ないということ。それらはすべて、日々の積み重ねで培われていく。結局練習あるのみ!ってことか!!(笑)

でも最初の取っ掛かりとしては、目でみて音がわかる方が楽、という説があるとかないとか・・・。でもでも、ヴァイオリンは左手より、右手の弓の方が難しいと私は思うんだけどな・・・

↑そんなこんなで生徒さんからお土産で頂いた、新潟の笹だんご~♪笹のいいにおいがする~。初めて食べたけど甘すぎずおいし~。ありがと~。

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シマフミ便り

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